鏡筒
つづく
真夏の炎天下から真冬の氷点下、更に大雨 台風にたいして、モーターの内部、ケーブルやコネクターとかの接触不良、ウォームギヤ-
などへの埃の浸入、グリスの溶け出しなど心配は多々あるのですがSPの時代で約10年、GPになってから約3年経っていますがトラブルは
一度もありません。(高級赤道儀だとこうはいきませんね(^-^)    (2005/10記)
極軸は恒星のずれを確認する方法で合わせてありますがここ数年合わせたことがないのでそろそろ合わせ直そうかと思っています。
GP赤道儀になってから追尾精度は少し良くなりました。ノータッチでSPでは20Cmシュミカセf=2000mmの直焦点60秒露出はちょっと厳し
かったのですがGPでは成功率65%くらいでしょうか。ただしバランスのとりかたによって大きく左右され、 必ず東側を重くする必要があります。
20Cmシュミカセとカメラ(EosKissD)で約7Kg、やや重量オーバーですがなんとか頑張ってくれています。

このまま雨ざらしにするわけにもいかないので使用後はスカイセンサーのケーブルを赤緯体に巻き付けて下の写真のように大型のゴミ箱を
かぶせ更に自転車の防水カバーをかぶせています。三脚部はむき出しです。
スカイセンサー2000
初期のものでPCバージョンが発売される前のものです。
それまではMT−1のステッピングモーターを使用しておりSS2000のDCモーターの追尾精度に不安がありましたが心配無用でした。ステッピングモーター並みの精度があるようです。
導入精度は対象の方向にもよりますが1点アライメントの時はファインダーのどこかに入る程度です。3点アライメントをとるとかなり正確になるようですが、あまり使っていません。アライメントの方向によりますが子午線をまたぐと精度が落ちます。
撮影時は対象の導入はセットポジションからいきなり導入します。その後IDキーで近所の恒星を探しこれで1点アライメントをとり元の対象に戻します。なまじ3点アライメントをとらないほうが追尾精度は良いようです。(極軸が完全に合っていないから???)
このスカイセンサーのおかげでずいぶん楽になりました。星図をもとに恒星の配列をたどって導入していたことを思うと別世界です。モータードライブとしては高価な感じがしますがこの便利さは価格を補って余りあるものです。しかし不満が無いわけじゃありません。 IDキーで探せる恒星は4等星以上に限られていて目的対象の近くに4.1等星があっても検索されません。6等星は横浜の自宅でもファインダーで十分に確認できますから、せめて5等星まで検索対象にしてほしいと思います。恒星のデーターベースが少なすぎる感が あるのは今となっては否めません。(最新バージョンのSS2000PCならOKなのかな??)
現在このスカイセンサー2000PCはセット品以外販売中止になっていますが更にバージョンアップしたスカイセンサー2010?PCの発売を望んでいるのは私だけじゃないと思います。。(スターブックがあるじゃないかって?   
う〜ン・・・・・  (2005/11記)  
赤道儀
ビクセンGP-E赤道儀です。えっ、こんなので天体写真が撮れるの? そううまく扱ってやればそこそこ撮れるんです。コストパーフォーマンス抜群ですね。
以前は観望するたびにベランダに出して使用していましたが組み立て撤収が面倒くさく、ご覧の通り三脚をたたんだままベランダ手すりに鉄アングルで固定しました。 最初は試しにやってうまくいったらピラー脚にしようと思っていましたがこのままで十分なのでそのままになっています。強度が心配でしたが三脚を開いて 正規の状態で使う時よりも頑丈であり、赤道儀をゲンコでたたいて振動の収束具合をみると、明らかに早いし小さくなっています。見た目が悪くカッコ悪い ですが実用本位の私にとってはこれで十分です。なんといっても楽チンなんです。鏡筒を部屋から出してSS2000コントローラーを接続するだけで すぐに観望、撮影体制に入れるのですから。稼働率がぐっとアップしました。
実は以前はSP赤道儀だったのですがこのように固定してしまったので野外使用ができなくなり、このGP-E赤道儀に交換したのです。どうせ自宅の屋根で 北極星は見えないから極軸望遠鏡は使えないしSS2000で目盛環はいらないのでこれで必要十分なのです。三脚とウエイト&シャフトはSPの時のままです。
 
inserted by FC2 system