約3時間の日食過程をオートガイドするためこんなものを作ってみた。

通常はガイド鏡を使うところだが太陽は明るいので一眼レフのファインダーでも十分Webカメラで認識できる。
Webカメラは安価な秋月のCMOSウェヴカメラを使ったがそのままファインダーを覗かせるとファインダースクリーンが小さすぎて使えない。ケースを分解して付属レンズを取り出し手持ちジャンクレンズに交換した。付属レンズは焦点距離5mm位だがジャンクレンズは10mm位の単レンズ(ファミスコ60のプラスチックアイピースの残骸)、これでファインダースクリーンがちょうど良い大きさに映る。後で分かったことだが付属レンズを取り出さなくてもレンズ前に他のレンズをあてがってちょうどテレコンのような感じにすることで同様な結果が得られることが分かったがレンズ部分を小さくできる最初の方法を採用。


カメラのアイカップの所に取り付けられるようにアルミ板で取り付け金具を作った。安物のカメラなので映像は決して良好とは言えないがなんとか使えるだろう。ただし、カメラオートのままではダメでディバイスプロパティーで露光、明るさ、WBを手動で調整しなければならないようだ。

後はオートガイドソフトだが面積のある惑星用のGiCapで大まかにはガイドできるはずだが、太陽が欠けてきた場合の中心位置を計算するロジックを変更してより精度を上げたいが当日までに間に合うかどうか・・・。

2012/05/11 記

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