リングやアダプターなどの小物工作をする場合どうしてもネジ部が必要になることがあります。直径の小さなものですとタップやダイスといったツールでなんとかなるのですが、径が大きくなると旋盤が必要になってきます。ただちょっとした小物を作るのに町工場に頼むわけにもいきませんので塩ビパイプ程度のネジ切り用に簡易ツールを紹介します。

 

写真の通りとても簡単なものです。
写真では緑色のアルミ円盤と木の円盤で挟まれているのがネジを切りたい材料(塩ビリング)です。長いネジ棒はM6並目(ピッチ1.0mm)ズンギリネジと呼ばれているものです。これは切削したいネジピッチと同じピッチの長ネジで、天文関係ではピッチ1.0mmか0.75mmが殆どなのでM6並目ネジ(1.0mm)又はM6細目ネジ(0.75mm)が良いと思います。長ナットはエポキシパテで板に接着していますがはがれることはなさそうです。バイトはアクリルカッターの刃で代用しており、上の板を材料の直径に合わせてスライドさせます。材料の中心を良く合わせてカッターを押し付けながら材料を手動で回すとネジが切れる仕組みです。。
アルミが削れるかどうかまだ試していませんが、アクリルや塩ビなら問題なく削れます。材料の取り付け(挟み込み)に手間がかかるのが難点ですが・・・

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