天体望遠鏡や撮影機材もだんだん電動化が進みモータードライブは勿論、
露よけヒーターや明視野、暗視野照明などで望遠鏡の周りは電源コード
だらけになっています。 そこで少しでもコードを減らすべく、明視野、暗視野照明のコードレス化 を紹介します。 作例の写真はスカイメモNSとGP赤道儀の極軸視野照明です。 |
スカイメモはモータードライブとは別の電池ボックスから極軸視野照明
の電源をとるようになっていてミニプラグで接続するようになています。
このミニプラグに直接電池を内臓させようというのが今回のねらいです。
電池は3Vのリチュウム電池を使用しています。(電池ウキ用なので釣具店
にあります)
ミニプラグの中心電極はICソケットを分解して取り出したピンを半田付けし、
外側は銅版を丸めてキャップねじの台にネジ山をつぶさないように注意深く
半田付けします。電極の接触を妨げないように内部にアラルダイトなどの
接着剤を流し込み固定します。さらにキャップの尻に電池が貫通する穴を
開けて完成です。
電池を交換できるように差込式にしていますが、通常の使用範囲
(極軸合わせの時だけつかう)ならば気の遠くなるほど長持ちするので
直接半田付けあるいは接着剤で固定してしまっても良いかもしれません。
ただし、このタイプのプラグは差し込むときに一瞬+−がショートしますので
抜き差しする時はすばやく行うように心がけてください。
この電池は外側が+なので照明装置によっては照明素子(発光ダイオード)
の極性を反転させる必要があるかも知れません。