アイピース2段重ね
望遠鏡のアイピースをそのまま覗くのではなく別のアイピースで覗くと簡単に高倍率
が得られます。この裏技は以前から知られていましたが、あまり使っているという話は聞きません。
しかし、正立像が得られることと、
その気になればズームも可能なことは
大きなメリットです。
とりあえず昼間の景色で実験してみました。
望遠鏡に適当なアイピースを差し込んで大体のピントを出しておきます。別のアイピースを持って
1段目(望遠鏡側)のアイピースを覗きます。このとき視野の中心部のほんのわずかな部分
にしか像が見えません。光軸をずらさないようにアイピース間の距離をはなして行くと
だんだん視野が広がりながらピント位置も変わって行きますので望遠鏡のピントノブを
回して調整します。このときアイポイントも長くなりますのでそれに合わせて目の位置も
調整します。
1段目(望遠鏡側)のアイピースの焦点距離にもよりますが、5〜10Cmはなすとほぼ視野
いっぱいになると思います。これ以上はなすと倍率は高くなりますが視野は広がりません。
(視野環でけられるか、アイポイントが長くなって全視野を見渡せないから)
文章で読むと大変そうですがやってみると簡単です。方法はコリメート撮影と同じですから。